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薔薇王の葬列 ネタバレ感想!第26話(プリンセス7月号)

      2017/01/18

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月刊プリンセス(2016年7月号)掲載、
菅野文先生の「薇王の葬列」第26話のネタバレ感想です!

「薔薇王の葬列」ネタバレ一覧はコチラから→

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「はぁ はぁ」
(あともう少し… もう少しなんだ―)

暗闇の中、一筋の光に向かって手を伸ばすリチャード。
穴から抜け出た先、光の中には居たのはヘンリーでした…。

初めてヘンリーと出会った時の事を回想していたリチャード。

「君は誰…?」
目の前に居る血に染まったヘンリーが尋ねます。

「…俺の名はリチャード…。リチャード・プランタジネット…。ランカスターに殺されたヨーク公爵の息子だ…。」

リチャードの言葉に虚ろな目を見開くヘンリー。

「ヘンリー…お前は誰だ…?」
リチャードの問いに、

「… 僕は…」
と口を開いたヘンリーでしたが、次の瞬間、
駆けつけたヨーク兵2人にその場に抑えこまれてしまいます。

「…」
しばし無言だったヘンリーでしたが、

「僕は… この国の王だ…。」
と静かに語ります。

(間に合わなかったか…!)
馬で駆けつけたケイツビーは、ヘンリーに向かって剣を構えるリチャードを
「リチャード様…っ」
と呼び止めます。

鬼気迫る表情でヘンリーに迫るリチャードと、
その場に項を垂れて唇を噛むヘンリー…。

リチャードの顔は歪み、手からは剣がこぼれ落ちると、その場に膝をついてしまいます。

「王を捕らえたぞ!」
「エドワード様に報告しろ!」

近くで叫ぶ兵士の声が遠くに聞こえます。

太陽を見上げて立ち尽くすリチャード。
リチャードの隣にはヘイスティングス、ジョージが立ち、数歩前ではエドワードが兵士達に向かって勝利を宣言しています。

「ここに居る勇者達が再び私支えてくれる!頼むぞリチャード!」
エドワードがリチャードの肩を叩いても無言のまま何も反応しないリチャード。

——*…*——*…*——*…*——*…*——*…*——*…

ベッドの上に横になり、自分の手を見つめるリチャード。

戦の後の記憶が何も思い出せないリチャードでしたが、最期に見た血まみれのヘンリーや、
森の中の木の穴で一緒眠ったヘンリーの事がふいに蘇り、反射的にベッドから身を起こします。

「リチャード様。」
喉元を抑えるリチャードに声をかけたのはケイツビーでした。

「申し訳ございません、何度もノックしたのですが…ご様子がわからず…。」

テーブルに視線をやるケイツビー。
そこには空になったワインの容器やグラスが散乱しています。

「…ワインを…ワインを持ってこい、溺れる程。」
命令するリチャードに、

「…これ以上は…。それよりも何か食事を…。」
と告げるケイツビーでしたが、リチャードはなおも「命令だ」と告げ、
「しかし…。」と躊躇するケイツビー。

カッとなったリチャードはケイツビーの頬を打ち、
「何故黙っていた!!知っていたんだろうお前は…っ。あいつの…っ正体を…っ」
とケイツビーの胸元を掴み、苦渋に顔を歪めます。

無言のままリチャードを見つめるケイツビー。

(何故、何故出会った…。あの日、あの時出会わなければ―!)

過去に何度もあったヘンリーとの出会いを思い返すリチャード。

「あいつは…俺に向けたあの笑顔で…。俺を抱きしめたあの手で…ヨークを殺せと…っ命じていたんだ…!!」
両手で自分の首を締めながら、悲痛な顔で声を絞り出すリチャード。

(それなのに… それなのに俺は―)

「約束だ―」
ヘンリーと手を握りあい、微笑みあって約束した日の事を思い出すリチャード。

「……出て、行ってくれ…」
リチャードの言葉に沈痛な表情を浮かべるケイツビーでしたが、

憔悴しきったリチャードに
「…これ以上まだ俺の無様を見たいのか…?」
と問われ、部屋から出ていきます。

ケイツビーが部屋から出て行った後、
皿に写った自身の顔を見て、テーブルの上をなぎ払うリチャード。

一方、誰も居ない薄暗い部屋の中に立ち尽くすヘンリーもまた、
憔悴し、虚ろな瞳で窓から差し込む光を見つめています。

——*…*——*…*——*…*——*…*——*…*——*…

エドワードの部屋を訪れ、エドワードの義弟アンソニーが負傷した為、次の戦に参加するのは困難だと報告するバッキンガム。

「ではリチャードはどうした?戦勝の祝宴にも出てこなかったが…。何があってもあいつには戦に出て貰わねばならん。」
エドワードの言葉に、

「様子を見て参りましょう。」
と告げるバッキンガム。

「…女でも差し入れてやれ。戦の後だ…。酒を飲むより寝所で治めたい事もあるだろう。」
エドワードの命令に、

「…では私はこれで。」
と、その場を去ろうとするバッキンガムでしたが、エドワードはバッキンガムを呼び止め、

「私の命に背き、ウォリックを殺した者に心当たりはないか?」
と尋ねます。

「お前をここに呼んだのはその為だ。
…ウォリックを殺した者を捜し出せ。
『王』の命に背いた者は必ず処分する。必ずだ。」

「承知致しました。」
エドワードを冷ややかに見つめ、バッキンガムは扉を閉めて出ていきます。

——*…*——*…*——*…*——*…*——*…*——*…

床に転がるグラスと零れたワイン。

『―リチャード… リチャード…。』
ベッドで眠るリチャードを呼ぶ声が聞こえます。

リチャードにのしかかり、リチャードの頬を撫でてて口付けしようとする人影。

ぼんやりと瞳を開いたリチャードの目に映ったのはヘンリーでした。

「ヘン…リー…?」
ヘンリーに向かって手を伸ばすリチャード。

手を握り合い、ヘンリーの胸に顔を埋めるリチャードでしたが、

「リチャード…」
と自分を呼ぶ声に正気に返ると、リチャードにのしかかっていたのは見知らぬ女でした。

リチャードの下腹部に手をかけようとする女を
「やめろ!」
と払い退けるリチャード。

「何のつもりだ… 俺に触るな!」
と声を上げるリチャードに、

「私はただ王様の命令で…」
と言い訳する女。

「出て行け!」
「何よ…!」
女を追い出してベッドの上で自身を抱きしめ、
「く… はは…」と笑い出すリチャード。

(―俺は今、誰と勘違いした…?)

『リチャード…』
自分を呼ぶヘンリーの声と優しい瞳を思い浮かべた瞬間、床に転がるナイフを手に取り、喉元につきたてようとしたリチャードを、

「おい!何してる!」
様子を見に来たバッキンガムが床に組み敷きます!

「…バッキンガム…?」

自分を見つめる見たことも無いほど悲愴な表情のリチャードに、

「…… あんた…」
と言葉を失うバッキンガム。

「俺は…背信の罪を犯した…。俺を…殺せ…。」
そう告げて床に転がるリチャードに、

「わかった。」
と腰から剣を抜くバッキンガム。

「俺が殺してやる。」
リチャードの喉元に剣を近づけたバッキンガムは、

「―だが、あんたが死ねばヨークは負けるぞ。」
と言い放ちます。

バッキンガムの言葉に目を見開くリチャード。
瞬間、リチャードの首横にバッキンガムの剣が突き立てられます。

「あんたの内情に興味は無い。だがあんたは戦力の要だ。どうしても生きたくなければ今死んだと思え。」
冷えた目で言い放つバッキンガム。

「ここは地獄だ。ただ目の前の敵を倒せ。他に何も考えるな。殺し続けろ。それがあんたの罰だ。」

部屋に一人残され、床に寝転んだリチャードは自身が闇に飲み込まれて行くのを感じます。

『そうだリチャード、悪魔の子の分際で光など信じた―お前への罰だ―』

いつものようにリチャードを罵る声が聞こえ、
闇から伸びる無数の骨の腕達に引きこまれ、闇に飲み込まれてしまうリチャード。

目の前にはバッキンガムが床に突き立てた剣だけが残ります―。

——*…*——*…*——*…*——*…*——*…*——*…

マーガレットの元にウォリックが死んだとの報せが到着し、真っ青になってその場を駆け出して行くアン。

アンを追おうとするエドワードをマーガレットが制止します。

林の中、うずくまり顔を覆って嘆くアンの背後に立つ人影。

「わかっている…つもりだった…。戦で死ぬのは誉れだと…。
でも…最期はきっと…ヨークの人達はお父様を助けてくれるって…。
敵じゃないと… 信じたくて…。」

そう呟いたアンの耳に聞こえてきたのは
「―戦で死ぬのは誉れじゃないわ。」
という言葉。

追ってきたのはてっきりエドワードだと思っていたアンでしたが、顔を上げたアンの前に居たのはマーガレットでした。

「…死んだら全て終わり。ジョージが裏切り…ウォリックは殺された。ヨークに慈悲など有りはしない。
賢明な女はただ嘆いたりせず、
如何にすれば事態を好転させられるかを考える。

はっきり言うわ。ウォリックが死に… 勝てる確証は無くなった。
けれど私は退きはしない。ヨークの狙いは私達の殲滅だからよ。」

マーガレットの言葉に、
「…何故私にそれを…?」
と尋ねるアン。

マーガレットは、
「女が人を宿し、産む事が出来るのは何故だと思う?」
と問いかけた後、

「男から自分の運命を取り戻す為よ。」
と言い放ちます。

「ヘンリーを愛した事など一度も無いし、真に愛した男はもう居ない。それでも私にはエドワードが居る!
アン… 貴方は優しい子だから、エドワードに愛情を持ち始めているわね。
あの子の命をヨークに奪わせないで。」

アンの前に跪き、アンの顔を両手で包み込むマーガレット。

「愛する者を二度と…失いたくはないでしょう?
エドワードが生きてさえいれば…ランカスターは灰の中からも蘇る事が出来る。」

マーガレットの言葉に、
「…でも、戦いが始まってしまったら…どうやって…?」
と問いかけるアン。

「戦いには参加させない。…あとは私の口から言う訳にはいかないわ。」
そう告げて立ち上がったマーガレットは、

「いいわねアン。これは私の命令じゃない。…貴方にエドワードの命を託します。」
そう言い置いてその場を立ち去ります。

——*…*——*…*——*…*——*…*——*…*——*…

次の朝、翻るランカスター軍の旗―。

「ヨークの捕虜となったヘンリーと、命を失ったウォリック。
しかしここに私が居る!王の血を次ぐ王子が居る!勇気をお奮いなさい!」

勝利へ向けて進軍を宣言するマーガレットに奮い立つ兵士達!

一方、ランカスターの進軍の報告を受けるエドワード。

「…待っていたぞ、この時を…!馬をひけ!
血の旗を翻せ!勝利か、名誉の死かだ!」

エドワードの声が響き渡る中、
一人中庭に居るリチャードは摘みとった薔薇に口付けします。

何かを誓うような、決意したような…きつく鋭い瞳…。

次号に続きます!!

今回の「薔薇王の葬列」第26話掲載!
薔薇王が表紙の「月刊プリンセス 7月号」はコチラ↓↓

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感想

後ほど追記します!

次号「月刊プリンセス8月号」は7月6日(水)発売予定です!

「薔薇王の葬列」ネタバレ一覧はコチラから→

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